股関節を柔らかくして転倒防止・クルトン体操【ゲンキの時間 3月5日】大腿骨頚部骨折・仁平高太郎・有吉与志恵・変形性股関節症

2017年3月5日ゲンキの時間は,転倒を防ぐ股関節の柔軟性
股関節が硬いことで転倒しやすい場所や股関節の柔軟性を
取り戻す「クルトン体操」などが紹介されました
20170305102119

仁平高太郎先生

埼玉協同病院 整形外科部長
仁平高太郎

有吉与志恵先生

コンディショニングトレーナー
有吉与志恵

「股関節」基礎クイズ

クイズ
答え:C(約250kg)
走ったり、ジャンプする時は体重の約8倍の負荷!

股関節の柔軟性と転倒

大腿骨頚部骨折大腿骨頚部骨折2
大腿骨頚部骨折は高齢者に多い
特に女性に多く見られ、ヒザを強打したり、ちょっとひねったり
しただけでも起こる
しかも一度起こると治りづらく、寝たきりになったり認知症を
発症するきっかけになったりすることもあるので特に注意が必要

転倒を防ぐポイントとなるのが股関節の柔軟性
股関節がうまく使えないと脚が上がらずつまずいたり、転びそう
になったとき最後の一歩が出ずに転倒してしまうことになる
すり足
「すり足」の人は脚をあげて歩いていないため、歩幅が狭く
なっている傾向が

立ち上がり時の前傾姿勢
立ち上がってから動きだしの時に体が前傾姿勢になっていると
アクシデントがあっても踏ん張ることができず、倒れてケガに
つながる恐れが

立ち上がり2
立ち上がる時は太ももの表とお尻の筋肉を使うが、そのバランス
が良い人は股関節をうまく使えるので、一度しっかり立ち上がって
から動き始めることができる

立ち上がり3
しかしお尻の筋肉が硬く太ももの筋肉とのバランスが悪いと股関節
をうまく使えず体勢が前傾姿勢のまま動き出すことになってしまう

股関節が硬いことで転倒しやすい場所

リビング
とにかく物が多く、つまずく要素がたくさんある
絨毯など気付かない小さな段差が多いので、しっかり立ち上がり
すり足にならないように気を付けること

玄関
段差が多いだけでなく、家族の靴など転倒の原因が多い場所
床が堅いため大けがにつながる危険も!

階段
脚が上がらずつまずく人がほとんど
股関節の柔軟性をあげ、ヒザを高く上げる努力を!

寝室
起き抜けに転倒するのが多い場所
一度立ち上がってから動き出すように心掛けること

廊下
夜、暗い足元の小さな段差につまずく方が多い
脚を上げて歩く努力を!

股関節の柔軟性を取り戻す「クルトン体操」

体操1
脚を伸ばして座り、片ひざの下に丸めたタオルを置く

体操2
太ももを両手で持ち、かかとを軸に左右にクルクルと
10回程回す
その際に、脚を股関節から引っ張るようにする

体操3
次にその脚をトントンと床に打ち付ける
クルクルトントンを10回ずつ3セット行う

体操4
もう片方の脚も同じようにクルクルトントン行う
脚の力を抜いて手の力だけで行うのがポイント

体操5体操6
股関節が特に硬い方は、おしりの下や背中にタオルや
クッションなどを置くとやりやすくなる

【解説】
解説
両手で硬くなった筋肉に刺激を与えることで
本来の柔軟性を取り戻せる

股関節の不調は病気の可能性も!

変形性股関節症
変形性股関節症
骨盤と大腿骨の間の軟骨がすり減り、骨同士が当たり
痛みが生じる状態
多くの方は若い頃には気付かず、50歳を越えてから
自覚症状が出る
また、日本人は遺伝的要因でこの病気になる人が多い
と言われている
進行性の病気なので股関節に痛みが出たら病院で受診を!

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