長寿の秘訣が血液検査でわかる・慢性炎症を抑える方法【ガッテン! 5月10日】ヴァンデューセン・石井優・小川佳宏・早田邦康

2017年5月10日ガッテン!はめざせ健康長寿,大注目の検査はこれだ!
血液検査のCRP数値で慢性炎症がわかる!?慢性炎症の原因と対策
などが紹介されました
20170510220324

ヴァン・デューセン博士

健康寿命を延ばす研究をしている博士
ヴァン・デューセン
科学雑誌「Science」で2016年、年間ブレイクスルーを受賞!

石井優先生

大阪大学生命機能研究科 教授
石井優

小川佳宏先生

九州大学 東京歯科医科大学 教授
小川佳宏

健康長寿の秘けつは「慢性炎症」を止める!?

慢性炎症1
「慢性炎症」とは、痛みや熱もないような非常に弱い炎症が
長い期間続くと、いずれ動脈硬化やがんにつながる可能性も
あるやっかいな状態
「慢性炎症」が起きる原因は加齢や生活習慣など様々だが
いつまでも健康で長生きするためには「慢性炎症」を引き
起こさないことが寿命が延びることに繋がると考えられている

健康診断でわかる「炎症」の数値

検査1
自分では気づくことのできない弱い炎症である「慢性炎症」
実は人間ドックや健康診断などの血液検査で知ることができる
それが「CRP」という検査項目
CRP(C-Reactive Protein)とは体内で炎症が起きると肝臓から
出るタンパク質のこと

検査2
CRPは体で炎症が起きると数値が上がるので、長年救急医療の
現場などで利用されてきたが、最近では技術の進歩によって
高感度にCRPを検出できるようになり「慢性炎症」のような
弱い炎症も測定できるようになった
※人間ドックや健康診断ができる施設でも「高感度CRP」が
 検査項目に含まれていない場合もあるため、知りたい方は
 事前にご確認を!

「慢性炎症」原因の1つ:肥満

肥満0
「慢性炎症」はストレス・タバコ・過度の飲酒・高血糖」など
様々な原因で起こるが、もうひとつ注目されているのが「肥満」

肥満1
食べ過ぎや運動不足などによって「肥満」になると、脂肪細胞
が脂肪を溜め込み大きく膨らみ、そこへ免疫細胞が集まって
炎症を起こすことが分かってきた
膨れ上がった脂肪細胞を余計なものだと判断した免疫が、体から
排除しようとして炎症を起こすと考えられている

肥満2
皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が炎症を起こしやすいことが
わかっており、体脂肪率が高い方は要注意!
番組の実験で、ダイエットで体脂肪率を落としてみたところ
「CRP」の数値も下がるという結果が!
※風邪などを引くと一時的に上がる

肥満3
「CRP」の数値が基準範囲内(0.3mg/dl以下)の中で比較的
高くても過剰に心配する必要はないが、自分の生活習慣を
見直すきっかけにするとよいとのことです

豆類・きのこ類が慢性炎症を抑える!?

早田邦康
自治医科大学大学院 医学研究科 教授
早田邦康先生

食材1
早田先生によると、納豆や煮豆などの大豆
しめじやエリンギなどのキノコ類に多く含まれる
ポリアミンという物質が慢性炎症を抑える可能性が
あるとのこと
※マウスでの実験段階で人への効果は研究中!

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