長寿の秘訣が血液検査でわかる・慢性炎症を抑える方法【ガッテン! 5月10日】ヴァンデューセン・石井優・小川佳宏・早田邦康
2017年5月10日ガッテン!はめざせ健康長寿,大注目の検査はこれだ!
血液検査のCRP数値で慢性炎症がわかる!?慢性炎症の原因と対策
などが紹介されました
ヴァン・デューセン博士
健康寿命を延ばす研究をしている博士
科学雑誌「Science」で2016年、年間ブレイクスルーを受賞!
石井優先生
大阪大学生命機能研究科 教授
小川佳宏先生
九州大学 東京歯科医科大学 教授
健康長寿の秘けつは「慢性炎症」を止める!?
「慢性炎症」とは、痛みや熱もないような非常に弱い炎症が
長い期間続くと、いずれ動脈硬化やがんにつながる可能性も
あるやっかいな状態
「慢性炎症」が起きる原因は加齢や生活習慣など様々だが
いつまでも健康で長生きするためには「慢性炎症」を引き
起こさないことが寿命が延びることに繋がると考えられている
健康診断でわかる「炎症」の数値
自分では気づくことのできない弱い炎症である「慢性炎症」
実は人間ドックや健康診断などの血液検査で知ることができる
それが「CRP」という検査項目
CRP(C-Reactive Protein)とは体内で炎症が起きると肝臓から
出るタンパク質のこと
CRPは体で炎症が起きると数値が上がるので、長年救急医療の
現場などで利用されてきたが、最近では技術の進歩によって
高感度にCRPを検出できるようになり「慢性炎症」のような
弱い炎症も測定できるようになった
※人間ドックや健康診断ができる施設でも「高感度CRP」が
検査項目に含まれていない場合もあるため、知りたい方は
事前にご確認を!
「慢性炎症」原因の1つ:肥満
「慢性炎症」はストレス・タバコ・過度の飲酒・高血糖」など
様々な原因で起こるが、もうひとつ注目されているのが「肥満」
食べ過ぎや運動不足などによって「肥満」になると、脂肪細胞
が脂肪を溜め込み大きく膨らみ、そこへ免疫細胞が集まって
炎症を起こすことが分かってきた
膨れ上がった脂肪細胞を余計なものだと判断した免疫が、体から
排除しようとして炎症を起こすと考えられている
皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が炎症を起こしやすいことが
わかっており、体脂肪率が高い方は要注意!
番組の実験で、ダイエットで体脂肪率を落としてみたところ
「CRP」の数値も下がるという結果が!
※風邪などを引くと一時的に上がる
「CRP」の数値が基準範囲内(0.3mg/dl以下)の中で比較的
高くても過剰に心配する必要はないが、自分の生活習慣を
見直すきっかけにするとよいとのことです
豆類・きのこ類が慢性炎症を抑える!?
自治医科大学大学院 医学研究科 教授
早田邦康先生
早田先生によると、納豆や煮豆などの大豆
しめじやエリンギなどのキノコ類に多く含まれる
ポリアミンという物質が慢性炎症を抑える可能性が
あるとのこと
※マウスでの実験段階で人への効果は研究中!
タグ:ガッテン
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