カビの正しい対処撃退法【林修の今でしょ!講座 6月13日】見逃しがちな場所・洗濯機・カーテン・蛇口・シャンプーボトル・観葉植物・エアコン・矢口貴志
2017年6月13日林修の今でしょ!講座はカビを徹底調査!
意外に場所に潜むカビの対処・撃退法などが紹介されました
矢口貴志先生
千葉大学真菌医学研究センター 准教授
カビが生えたものはどこまで食べられる?
カビが生えたモチの場合
目で見えるのは右側だけだが…
カビが見えない部分を切り取って内部を
見てみると、カビが!
カビが一部でもあると根をはって広がっている
危険性が!
カビは火を通したら食べられる?
カビは火を通すと死ぬが、カビがつくった毒は
火を通しただけでは死なない
体に影響するのはカビの毒の方!
カビの毒を食べると何が危険?
カビの毒を食べると「がん」になる可能性がある
ものもある
ケニアでは2004年にカビを生えたトウモロコシを
食べて125人が亡くなった
海外の話だから関係ないというわけではなく、いつ
日本にも輸入食品から危険なカビが入ってくるか
わからない
危険なカビが潜む見逃しがちな場所ワースト4
カビ取り専門業者とカビの研究者が100軒を調査!
1位:洗濯機
表面はキレイでも洗濯機の裏側などにカビが付いてしまう
検出されたのは喘息の原因にもなる「クラドスポリウム」
カビは洗濯しても死滅しない!
洗濯に付いたカビを洗い流しているだけで、除去はできても
カビを殺してはいない
【洗濯機カビ予防】
洗濯機は構造上、湿気が溜まりやすいので
フタは使用する時以外は開けておく
汚れた洗濯物は入れたままにせず、洗う直前に入れる
汚れた物を入れたまま洗濯機のフタをしてしまうと
カビが繁殖してしまう
【洗濯機のカビの取り方】
洗濯機にお湯をいっぱいに入れて市販の洗濯槽洗剤で
洗濯機を洗う
2位:カーテン
カーテンに潜むカビには死の危険も!?
年間500人以上の命を奪う「アスペルギルス・フミガータス」
が検出された家も!
一番身近なカビの中でも1番病原性が強いと言われている
免疫力が弱い人が吸い込むと肺に生えてしまう場合も
肺の中で増殖してしまうと細胞を破壊し、重い呼吸障害を
起こしてしまう
1年間でカビが原因で亡くなっている人は日本で約1000人
1000人のうち半分がアスペルギルス属で亡くなっている
頻繁にカーテンを洗うのは困難
網戸を拭いてホコリを落とすだけでカーテンのカビは防げる!
網戸は小さな目のところに土ボコリなどが溜まっている
その中にカビの胞子がたくさん含まれている
窓を開ける機会が多いこの時期、網戸で増殖したカビは
窓から部屋に侵入し、カーテンに移ってさらに増殖する
すでにカビが付いてしまっている場合はこれ以上増えない
ためにも洗濯を!
塩素系の洗剤が効果的!
3位:キッチンの蛇口
キッチンの水回りは掃除していても、蛇口は見落としがち
一見キレイに見える蛇口でも、蛇口を下から見ると
水が出るところに大量のカビが!
検出されたのは肺炎の原因「トリコスポロン」
夏型過敏性肺炎の原因になるカビ
お皿を洗う時、カスが跳ね返ったり、シャワータイプは
特に蛇口に水が溜まりやすい
栄養分と水分でカビが繁殖しやすい環境に
食器を洗った後、蛇口の水分を拭き取るだけでも
カビの繁殖を防ぐことができる
また、お皿を洗った後、ついでに蛇口の裏も洗うと
より効果的!
カビ対策に有効なクエン酸がなくても、キッチンにある
お酢を使って拭くことで代用が可能
4位:シャンプーボトル
シャンプーボトルの側面やノズルにカビが!
検出されたのは猛毒カビ「エクソフィアラ」
このカビは最初は小さな傷口から体内に入り
皮膚の表面で炎症を起こす
体内に入った菌は血液にのって、場合によって
は脳に入り、死に至る可能性も!
【風呂上りに泡を流せばカビは防げる!】
出る前にお風呂の壁などの泡を流すついでに
シャンプーボトルについた泡も流すことで
カビを防ぐことができる
洗剤自体にはカビは生えないが、泡には皮膚の
カスや脂が含まれているので、それを栄養に
してカビが生える
【お風呂の壁などを掃除してもカビが生える理由】
ブラシでゴシゴシ洗ってしまうと、カビはとれるが
パッキンなどを傷つけてしまう
そしてパッキンに傷がつくと、カビが傷口の奥に
入り込んでしまい、どんどん広がってしまう
正しいカビ掃除
カビ取り洗剤をかけたらずっと放置し
特に汚れがひどい場合は洗剤をラップで覆う
すでにゴシゴシ洗って傷ができてしまっている場合は
カビを取り除いた後、補修剤でキズを埋める
カビは意外と目が行き届かない天井に留まっている
ことが多い
水分を拭き取るだけでもカビを防ぐ効果が期待できる
肺炎を起こす意外なカビの原因は観葉植物!?
土の中に潜むカビが観葉植物を通して繁殖
してしまうことがある
すべての観葉植物が悪いわけではなく、たまたま
土の中に危険なカビがいる場合がある
観葉植物は土のホコリが舞わないようウッドチップを
敷くと効果的
さらに観葉植物の置く場所をこまめに移動させるだけ
でも効果的
この季節、エアコンにも注意!?
エアコンの内部は冷房を使うと、湿気でカビが
生えやすい
フィルターの部分はホコリが溜まりやすいため注意!
ホコリの中にもカビがいるのでその状態でエアコンを
使用すると部屋中にカビをまき散らしてしまう
対策としてフィルターを掃除するだけでなく
内部を乾燥させるためには、冷房を使用した後は
送風でエアコン内部を30分乾かすとよい
タグ:林修の今でしょ!講座
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