夏バテ・夏老け対策【ゲンキの時間 8月20日】炭酸風呂・紫外線・温度差・夏のダメージ・上出良一

2017年8月20日ゲンキの時間は,夏は老ける!バテる!
紫外線・温度差など夏のダメージの恐怖と夏バテの
対策法などが紹介されました
20170820100156

上出良一先生

投稿慈恵会医科大学 客員教授
医学博士
上出良一

夏バテ

夏バテ1
紫外線は例年5月ごろから強くなり、この時季までに
そのダメージは3か月以上蓄積

夏バテ2
それが毎年続くと紫外線は私たちの身体に想像以上の
ダメージを与えている

夏バテ3夏バテ4
さらに夏のうだるような暑い屋外と涼しい場所との
行き来も身体に影響を与え、この時期それらが表面化
して夏バテとして現れてくる

紫外線による光老化

紫外線1紫外線2
この方は長距離のトラック運転手

紫外線3紫外線4
太陽が東から当たっている午前中は南向きに4時間運転
太陽が西に傾く午後は北に向かって4時間、毎日左側
から強い紫外線を浴び続けた結果、顔の左側だけ老化

紫外線5
紫外線の作用の大部分は皮膚に対するダメージで
シミやシワなどの肌の老化の80%は紫外線による光老化

【皮膚の弾力】
紫外線6
光老化は真皮にある皮膚の弾力を保つ弾性繊維が破壊され
皮膚の弾力がなくなってくる
頬をつまんで放してみると、粘土のようになってなかなか
元に戻らない

紫外線7
手の甲でもチェックできるので、お試しを!

さらに光老化は肌の弾力を失くすだけでなく、シミやシワ
の原因にも

紫外線8
肌が紫外線を浴びると、表皮の1番下にあるメラノサイト
が活性化し、黒いメラニン色素を分泌して肌を黒くする

紫外線9
通常メラニンは一定期間で生成がストップされるため
自然に剥がれ落ちてシミにはならない

紫外線10
しかし紫外線を浴び続けるとメラノサイトに異常が起こり
メラニンを過剰に分泌
いつしかシミになってしまう

紫外線11紫外線12
またコラーゲンなどを作り出す機能が低下し、真皮と呼ば
れる肌の内部の構造が崩壊
皮膚の一部にひずみができシワになってしまう

他にも光老化は水分バリアが破壊され、乾燥肌も起こりや
すくなる

紫外線13
乾燥肌が気になる場合は、悪化して痛みなどが出る前に
保湿クリームなどでしっかりケアを!

紫外線と疲労

疲労1
紫外線は肌への影響だけでなく、疲労との関係も近年注目
されている

疲労2疲労3
紫外線は細胞や遺伝子を傷つけるため、身体はそれらを修復
しようとし活動し、私たちの意思に関係なく体力を消費
それによって疲労度が増してしまう

疲労4
紫外線を浴びないようにするのが最も効果的だが
紫外線対策として日焼け止めを塗るのは疲労に効果あり

疲労5
また浴びてしまった場合は、緑黄色野菜を積極的に摂ることで
疲れから回復しやすく、肌の光老化も緩和
緑黄色野菜は活性酸素の影響で減りやすいビタミンA
C・Eが豊富

目から入る紫外線対策

紫外線は「視野がかすむ」また失明の可能性もある白内障
の原因にも!

サングラス1サングラス2
太陽光に含まれる紫外線が目から入り込むと水晶体の
たんぱく質が変性し白く濁ってしまう

サングラス3
目から入る紫外線対策の1つとしてサングラスがあるが
サングラスを選ぶときは色の濃いものより薄い色の方が良い
色が濃いサングラスは暗くなることで瞳孔が開いてしまい
より多くの紫外線が目に届いてしまう

寒暖差による夏バテと対策法

寒暖差1
現代ならではの夏バテの原因が「寒暖差」
暑い屋外と涼しい室内を行き来することにより自律神経が
乱れて体温調節ができなくなるため、暑くても身体の熱を
下げられずに疲れが蓄積しやすくなる

寒暖差2
夏の寒暖差で疲れた体を回復させるのに効果的なのが
「炭酸の入浴剤」
炭酸の入浴剤は、身体の末梢の血管を開かせる働きがある
冬は温かいお湯に入れることでしっかり身体を温めてくれ
るが、夏は38℃くらいのぬるいお湯にいれることで身体
にこもった熱を効果的に取り除いてくれる効果が!
ぬるま湯にはリラックス効果もあり、寝苦しい夜の睡眠不足
解消にも!

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