喉を鍛える方法・のどの運動【世界一受けたい授業 9月30日】誤嚥性肺炎を予防・西山耕一郎
2017年9月30日世界一受けたい授業は肺炎が嫌なら
のどを鍛えろ!寿命を延ばす3つの喉運動
などが紹介されました
西山耕一郎先生
東海大学客員教授
西山耳鼻咽喉科医院
肺炎の原因にもなる「誤えん」
肺炎は日本人の死因第3位
肺炎は風邪をこじらせてかかるイメージだが、高齢者の
肺炎の約7割は、食べ物が食道ではなく気道に誤って
入り込む誤えんが原因
食べ物などが誤えんにより肺に入ると炎症が起き、肺炎
を引き起こしてしまう
誤えんは肺炎だけでなく、窒息を起こす危険性もある
ので、若者や子どもも要注意!
あめ玉やピーナッツなどで窒息することもある
窒息は、不慮の事故の死亡者数が、交通事故死を抜いて
5年連続第1位!
誤えんの原因は飲み込む力の低下
のどを鍛えれば寿命は延びる!
誤えんした患者の正しい応急処置
1:呼吸をしているか確認
2:上半身を倒す
3:背中をたたいて咳をさせる
上体を起こしたまま背中を叩くと逆に肺の奥に
入ってしまうので危険!
可能であれば、口の中を見て異物がないか確認し
見えたら掻きだす
誤えんを起こした時に、水を飲ませるのは
ムセやすいのでよくない!
誤嚥を起こしやすい時と防ぐ方法
飲み込む瞬間、上を向いている時
普段は、食道は閉じ、気道が開いている
食べ物を飲み込む時は気道が閉じ、食道が開く
しかし、上を向いて食べ物を飲み込むと気道に
フタがしづらくなり、食べ物が気道に入りやすくなる
誤嚥を防ぐには飲み込む瞬間うなずく
さらに誤嚥を防ぐのに効果的なのは食べた後にも
「は~」と息を吐くことを普段から心がける
誤嚥しかけていても、息と共に出せるので誤嚥を
防ぐことができる
飲み込む力チェック
2つ以上当てはまっていたら、飲み込み力が衰えて
いる可能性が
喉仏でものどの衰えがチェックできる!
喉仏は飲み込む時に欠かせない筋肉
喉仏は年齢にともない位置が下がってくるが
理想の位置は首の中央より上
下がっている場合は喉の筋肉が衰えたサインに!
また、飲み込んだ時に、のど仏が2cm以上動くか
定期的にチェックするのがオススメ
寿命を延ばす3つの「のど運動」
あご持ち上げ体操
下あごに両方の親指を押し当てる
あごを引きながら指で力いっぱい押し返す
口を横に広げ「イー」と、のど仏周辺に5秒間力を
入れ続ける
朝・昼・晩の食事の前に5秒×10回ずつ行う
のど仏を上げる筋肉が鍛えられる
吹き矢トレーニング
大小の紙を1枚ずつとセロハンテープを用意
大きい紙を丸めて直径2cm程度の筒を作り
テープで止める
小さい紙を丸め、テープで固めて球を作る
球を筒に込め、50cm先に置いた空のペットボトルを
倒すイメージで吹く
これを1日5分程度楽しみながら行う
吹く力を鍛えると飲み込む力も鍛えられる
ハイトーンカラオケ
高いキーの曲を歌えば、のど仏を動かす筋肉が
鍛えられ、のど仏が上に上がる
先生オススメの曲は堺校長の「さらば恋人」
タグ:世界一受けたい授業
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