風邪と間違いやすい病気・肺炎球菌性肺炎・見分け方・予防法【主治医が見つかる診療所 11月30日】肺炎球菌ワクチン・マージナルゾーンB細胞

2017年11月30日主治医が見つかる診療所は風邪と間違いやすい
危険な呼吸器の病気,肺炎球菌性肺炎の見分け方・予防法

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風邪と間違いやすい病気「肺炎球菌性肺炎」

【発症年齢82歳・女性の場合】
症状1
診断結果は風邪
処方された薬を飲んで安静にしていた

症状2
2日後、ひどい体のだるさとセキで急いで呼吸器科へ
「肺炎球菌性肺炎」と診断された

症状3
「肺炎球菌性肺炎」とは肺炎球菌と呼ばれる細菌が
肺に入って増殖し激しい炎症を起こす病

症状4
実は肺炎でも高熱が出ないケースは少なくないため
気が付きにくいことも
高齢者や体力が低下している場合は熱が上がりにくい

「肺炎球菌性肺炎」を見分けるポイント

見分け1見分け2
高齢の方や、体力が低下している場合、熱が上がりにくく
高熱にならず、微熱しか出ない場合もある
そこでオススメなのが「痰の色」のチェック
※実際のケースと異なる場合もある

見分け3
尿検査で分かる場合もあるので、症状に疑いがある
場合は医師にご相談を!

「肺炎球菌性肺炎」の予防のカギ

予防1
「肺炎球菌性肺炎」の予防のカギとなるのが「ひ臓」
左の脇腹にあるコブシ大の臓器
かつてはあまり重要ではないと考えられていたが
免疫に関して大事な働きをしている事が近年の研究で
明らかになってきた

予防2
「ひ臓」はマージナルゾーンB細胞という特別な
免疫細胞を作っている

予防3予防4
マージナルゾーンB細胞は白血球が見つけられなかった
肺炎球菌を見つけることができ、隠れ蓑の膜に目印(抗体)
をつけることができる

予防5
その目印により肺炎球菌が見えるようになり白血球が
退治できるようになる

予防6
ところが、老化により「ひ臓」が小さくなっていくと
マージナルゾーンB細胞の数も減ってしまうので
肺炎球菌を防止する力もダウン

効果的な予防法は肺炎球菌ワクチン

予防7予防8
「ひ臓」が小さくなったら肺炎球菌ワクチンが有効
年齢や地域によっては助成が受けられ、割安で接種する事が可能
対象となる年齢は65歳~100歳までの5歳きざみ
※助成の程度は、お住いの地域によって異なるので、お近くの
 保健所や医療機関などにお問い合わせを
※ワクチンの接種の前に、医師とご相談を

予防9

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