食物アレルギー・意外な原因【ガッテン! 1月31日】大人の食物アレルギー・子どもの食物アレルギー対策
2018年1月31日ガッテン!は食べてないのに突然発症!?
食物アレルギーの新常識
食物アレルギー表示
加工食品のパッケージには主なアレルギー物質の表示が
徹底されている
中にはアレルギー物質入りの製品と共通の設備を使って
いることや、えびやかにの生息域で採れた食品が入って
いることを表示していることも
ひどいアレルギーを起こす物や報告の頻度が多いことから
表示対象になっているが、必ずしもこれらだけがアレルギー
になるわけではない
【アレルギー表示対象27品目】
卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに、いくら
キウイフルーツ、くるみ、大豆、カシューナッツ、バナナ
やまいも、もも、りんご、さば、ごま、さけ、いか
鶏肉、ゼラチン、豚肉、オレンジ、牛肉、あわび、まつたけ
食べなくても「食物アレルギー」になる!?
最近の研究で食物アレルギーの原因の一つとして
食べ物の「さわり過ぎ」が今注目されている
特に、肌荒れ(湿疹など)がひどい状態で食べ物を
さわり続けたり、自己流の美容法で食べ物を肌に
つけ続けることで発症するなどには注意が必要
一般的に食物アレルギーは体中のリンパ節にいるT細胞
と呼ばれる免疫細胞が「口から取り込んだ」食べ物を
敵と認識することがきっかけで発症すると考えられている
しかし、最近の研究では肌荒れなど皮膚に炎症があると
表皮に存在する樹状細胞と呼ばれる細胞が活性化し
「さわっている食べ物」を捕まえてT細胞に敵だと報告
することで攻撃用の細胞が増えてしまう
アレルギー物質が攻撃用の細胞と出会うとじんましんなど
のアレルギー症状がでてしまう
また、自分で気づいていないぐらいの肌荒れでも長期間
食べ物を肌につけ続けることは危険性があり、ふれる量
が多かったり頻度が高かったりすると危険性が増すと
考えられている
番組では以下のケースが紹介されました
ひどい手荒れの状態で10年以上料理をしていたことで
40歳から「にんじんアレルギー」になった主婦
ひどい手荒れの状態で1年以上、レストランで働いていて
19歳から「魚アレルギー」になった料理人
美容目的でシャンプーや洗顔フォームなどにはちみつを
混ぜて3年以上使用し、48歳から「はちみつアレルギー」
になった女性
現在、肌に使う商品の多くはアレルギーが出ないように
製造されている
※食べ物を使った自己流の美容法は注意!
食べ物にふれて、かゆみが出始めたら初期症状かもしれ
ないのでアレルギーが専門の皮膚科で受診を!とのこと
食物アレルギーの意外な原因
食物アレルギーになる原因物質は全く別のものに
共通して含まれていることがある
ペットについていたマダニが人に付着し吸血
血を吸う時に皮膚から入るマダニの唾液と牛肉に
含まれる成分が同じであるため食物アレルギーに
天然ゴム(ラテックス)でアレルギー反応のある人が
共通の物質を含む果物で食物アレルギーを起こすことがある
花粉症の種類によって果物の食物アレルギーになる
ことがある
【サーファーの人が納豆アレルギーに!?】
クラゲと納豆のネバネバ成分に共通のアレルギー物質が
含まれているのでアレルギーになることがある
※肉、納豆アレルギーは食べてから症状がでるまで時間が
かかるため気づきにくいことも
子どもの食物アレルギー対策
2016年の食物アレルギーガイドラインによると、子どもの
食物アレルギーについて、原因である食べ物をすべて除去する
のではなく「可能な範囲で摂取することを目指す方針」へと
大きく変わった
しかし、アレルギーの程度は一人一人違うためどのくらいなら
食べても症状がでないか正確に知る必要があるため、経口負荷
試験と呼ばれるテストがすすめられている
経口負荷試験(保険適用)
医師の管理のもと、実際に原因となる食品を少しずつ摂取し
どの程度なら食べても安全かを見極めるテスト
アレルギーを専門としている病院の小児科などで受けられる
※アレルギー物質の摂取は、自己判断では絶対に行わないこと!
必ず医師の指導の元で行ってください
一方、去年11月にこの経口負荷試験や臨床研究中の治療で
一時、呼吸困難などの重い症状が出たケースがあることが
日本小児アレルギー学会の報告で明らかに
学会では全国の病院など各施設に注意喚起を行うとともに
より安全に検査や治療が受けられるようにそれぞれの事例に
ついて調査していく予定だそうです
タグ:ガッテン
SNSフォロー