血管の老化を止めて若返らせる方法【たけしの家庭の医学 2月27日】NO分泌入浴法・原田和昌

2018年2月27日名医とつながる!たけしの家庭の医学で
血管の老化を止める方法が紹介されました

20180228083215

原田和昌先生

東京都健康長寿医療センター 副院長
原田和昌
心血管疾患の専門医としてのべ10万人以上の患者を診察・治療
高齢者医療の最先端の施設において、心血管分野のリーダーとして
血管の老化研究をけん引してきた日本屈指の名医

血管の老化

血管1血管2
老化が進んだ血管内部の画像
黄色くただれて見えるのは血管の壁に付着したコレステロール
いたる所が傷つき、血の塊も見られるほど老朽化している

血管が老朽化していると少しの寒暖差でも破裂し、命に関わる
重篤な病に直結してしまうことも…

血管3
世界で最も信頼度が高い医学誌「ランセット」によると
欧米やアジアなど世界17か国の35~70歳の約14万人
の健康状態を4年間追跡した結果、ある部分の筋肉が衰えて
いる人ほど心血管疾患による死亡リスクが高いことが判明

血管4
つまりある筋肉を鍛えれば、老朽化してしまった血管が
若返る可能性があるということ

血管の老化と関係する筋肉とは?

血管5
腕と手の筋肉を使う「握力」
握力を維持できない人ほど心血管疾患による死亡リスクが
高く、握力が維持できている人ほど血管をやわらかい状態
に保てていることがわかってきた

血管6
さらに平均して女性の方が男性より血管年齢が若いことが
分かった
それは握力の年代別平均値を男女で比較すると女性の方が
落ち幅が少なく、これが血管年齢と大きく関係しているとのこと

血管7
女性の方が握力の落ち幅が少ない理由は、家事により
握力をたくさん使っていることが関係
強い負荷をかけなくても家事程度の握力を使うだけでも
毎日行うことで握力は維持できるとのこと

なぜ握力をよく使っている人は血管が若く保たれる?

NO1
血管をやわらかくする物質NOが分泌されることで
やわらかい血管を維持できる
血管は加齢と共に硬くなるが、血管が硬くなっていても
NOが分泌されればやわらかくなる

NO2
NOは滞っていた血流が一気に流れると、血管壁が
いつもより強く刺激を受け、NOが大量に分泌される

ジムなどで筋トレをしたりスポーツをすることでも
もちろんNOは分泌されるが、家事などのちょっとした
負荷でも十分分泌されるので、毎日の積み重ねを考えると
家事をこまめに行うのはかなり効果的とのこと

血管若返り法1

老化1
手のひらが上になるように自分の前に出す

老化2
その手を5秒間しっかり握る

老化3老化4
手をパッと開く
手の色が白から赤に変化

老化5
手を握ると血管が収縮し、血流が滞り白色になり

老化6
手を開いた瞬間血管が拡張し、血流が一気に流れ
赤色になる

血管若返り法2:NO分泌ボール入浴法

入浴0
お風呂に浸かると熱で血管が拡張し血流がUP
その刺激によりNOが分泌
お風呂で握力を使うことでより効果的に!

入浴1
ビニール製のボールを2つ用意

入浴2
お風呂でしっかり体を温めながら
両手でボールを握るだけ!
無理のない範囲で何回やってもOK

お風呂意外でも気がむいた時にボールを握るだけでも
NOの分泌量UPが期待でき、握力も強くなり相乗効果
が見込めるとのこと

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