栄養効果を得られる納豆の食べ方【この差って何ですか? 4月24日】栄養効果を得られない食べ方・白澤卓二
2018年4月24日この差って何ですか?は
「栄養効果を得られる納豆の食べ方」と
「栄養効果を得られない納豆の食べ方」の差
白澤卓二先生
お茶の水健康長寿クリニック
栄養効果を逃さないのは「冷ましたご飯」or「炊き立てご飯」?
正解:B(冷ましたご飯)
納豆の栄養効果を得られる食べ方は冷ましたご飯!
45~50℃程度の温度のご飯なら「ナットウキナーゼ」を
生かしたまま体の中に取り入れることができる
脳卒中や心筋梗塞を予防する効果のある納豆に含まれる酵素
「ナットウキナーゼ」は70℃以上になると死んでしまう
「炊きたてのご飯」の温度は80℃程なので、栄養効果が
失われてしまう
納豆チャーハンや納豆パスタも同様だが、納豆に含まれる
たんぱく質やカルシウム・鉄分・マグネシウム・食物繊維
などは熱を加えても壊れることはない
ただ、ビタミンB1も「炊きたてご飯」の温度では死んで
しまうとのこと
栄養効果を得られるのは「朝に食べる」or「夜に食べる」?
正解:B(夜に食べる)
ナットウキナーゼは固まった血液を溶かす作用がある
血管の中で血液が固まりやすいのは、体を動かしていない
「夜、寝ている時」
夜にナットウキナーゼを活性化させ、血液をサラサラにして
あげる必要がある
「ナットウキナーゼ」は食後4時間後に効果を発揮し始め
8時間ほど効果が持続するといわれている
例えば夜11時に寝る場合、夜7時に納豆を食べると徐々に
ナットウキナーゼの効果が表れ、夜11時頃に活性が最大と
なり8時間程度持続する
つまり夜寝ている間ずっとナットウキナーゼの効果が得られる
寝ている時に効果があるのことが重要!
一旦塊になった血液を溶かせるのはナットウキナーゼくらい
なので、過去に心筋梗塞を起こしたことがある人などの再発
予防に納豆は効果的とのこと
「生卵と一緒に食べる」と栄養効果を逃す!?
納豆の中には肌荒れや髪のパサつきを良くする「ビオチン」
という物質が入っている
一方、卵の白身には「アビジン」という物質が入っていて
「ビオチン」の吸収を抑える働きがある
白身と一緒に食べると体内に「ビオチン」が吸収されなく
なってしまうが黄身の方には「アビジン」がほとんどない
ので、卵白を除いて黄身だけにして食べれば問題ない!
「ネギ」や「キムチ」のトッピングは納豆と好相性!
「ネギ」には硫化アリルという物質が入っており納豆の
血液をサラサラにする効果をさらに倍増する効果がある
「キムチ」にはカプサイシンという物質が入っており
納豆と一緒に食べると血管を広げて血流を良くし
新陳代謝を促進する効果が期待できる
おすすめの組み合わせは「牛乳」!
納豆と牛乳は骨粗鬆症などの予防におすすめの組み合わせ
牛乳に含まれるカルシウムを骨に届けるには「ビタミンK」
が必要!
ビタミンKは納豆の中に豊富に含まれているため、納豆と
牛乳を同時に食べると牛乳に含まれるカルシウムの吸収を
促進する
北海道には「北の国から」で有名な脚本家の倉本聰氏が
考案した「牛乳納豆茶漬け」がある
【材料】(2人分)
牛乳…140cc
薄口醤油…小さじ1
ダシ汁…60cc
納豆・ご飯・ネギ…各適量
【作り方】
1:鍋に牛乳・ダシ汁・薄口醤油を入れ、火にかける
2:ご飯の上に納豆・刻んだネギをのせ、1をかける
・リゾットのような味わいとのこと
「ひきわり納豆」は栄養効果が高い!
「粒納豆」と「ひきわり納豆」の栄養価の差は1.5倍!
ひきわり納豆の方がビタミンKの含有量が多い
その理由は納豆の発酵の違い
粒納豆は、大豆1粒1粒を発酵させているが、ひきわり納豆
は最初から大豆の粒を砕いて発酵させるため、表面積が広い
そのため、発酵の過程で生まれるビタミンKの量が増える
またビタミンK以外にも、認知症を予防する効果のある
スペルミジンが豊富に含まれている
タグ:この差ってなんですか?
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