水虫予防対策【この差って何ですか? 6月12日】原因・足の洗い方・レモングラス・靴の手入れ・裸足・脱衣所の掃除・安部茂
2018年6月12日この差って何ですか?は
水虫に「なりやすい人」と「なりにくい人」の差
安部茂先生
帝京大学 大学院 教授
水虫の原因
水虫は「白癬菌(はくせんきん)」という水虫菌が足の裏に
付着することで発症する
水虫菌は高温多湿な時期になると活発になり増殖する
症状は、皮のめくれ・水ぶくれ・かかとのひび割れ・かゆみなど
水虫にならないための「足の洗い方」
水虫にならないために効果的な足の洗い方はナイロンタオル
ではなく「手」で洗うこと!
そもそも水虫は足の裏に付着した水虫菌が約24時間かけて
角質層の中に侵入することで起こる
しかし水虫菌は「水に弱い」ため、水虫菌が付着してしまっ
ても24時間以内によく洗えば水虫にならない
ナイロンタオルでゴシゴシ洗うと目に見えない傷がついてしまい
そこに水虫菌が入ると約12時間で角質層に侵入してしまう
水虫にならないための「靴の手入れ」
水虫菌は温度が高くジメジメした環境を好むため、靴を不潔に
していると、靴の中に大量の水虫菌が発生する
水で洗える靴は「水で洗う」のが一番効果的
水で洗えない靴の効果的な靴の手入れは「靴乾燥機」
水虫菌は熱に弱く、42℃で死滅する
「靴乾燥機」は靴の中を44℃まで温めることができるのでこの
状態を20分程度保つことができれば繊維の中の水虫菌も死滅する
「靴乾燥機」がない場合は「ドライヤー」でも代用できるが
20分間あて続けるのは大変…
そこで有効なのが「レモングラスのアロマオイル」
「シトラール」という成分が、水虫菌を殺す
ティッシュに1~2滴オイルを染み込ませ、靴の中に入れ
アルミホイルなどでフタをして密閉して1晩置く
「除菌スプレー」の場合、「靴のニオイ」には効果があるが
水虫菌は付着した部分にしか効果がないため、水虫菌が残っ
てしまう
水虫にならないための「家での過ごし方」
水虫菌を持った人が家に入ってくると、水虫菌が床についてしまう
水虫にならないために効果的なのは「裸足」で過ごすこと
→「靴下」で過ごさない
裸足の方が足につく水虫菌の数は多くなるが、足が乾燥していれば
菌は侵入していかない
靴下を履いていると、水虫菌は繊維の間をくぐり抜けて侵入し
蒸れた靴下の中で一気に増殖する
さらに、蒸れた状態だと水虫菌は活発になり「ケラチナーゼ」と
いう角質を溶かす酵素を出して、角質層の中に侵入してしまう
水虫にならないための「脱衣所の掃除」
家の中で水虫菌が多くいるのは、湿気の多い脱衣所
脱衣所の掃除の仕方により、水虫になりやすくなってしまう
効果的な脱衣所の掃除は「掃除機をかける」こと
水虫菌は軽くて舞い上がりやすいため、吸い込む方が効果的
「フロアーワイパー」は、床をキレイにできるが、水虫菌に
関しては舞い上げてしまうため不完全
タグ:この差ってなんですか?
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