つまずき・転倒予防法【たけしの家庭の医学 7月24日】原因・背骨の変形・巻きタオル・白土修

2018年7月24日名医とつながる!たけしの家庭の医学は
足腰に自信があっても要注意!つまずき・転倒の新原因&予防法
メイン

白土修先生

福島県立医科大学 会津医療センター
整形外科・脊椎外科 教授
白土修
背骨のエキスパートとして30年以上にわたり腰痛などの
患者さんの治療を行い、年間400件以上の脊椎の手術を
執刀してきた一方、転倒よる介護予防の研究を進める日本
運動器化学会の理事を務めるなど、日本屈指のすまずき・
転倒を研究する名医

つまずき・転倒

ケガ1
平成28年度東京消防庁の調べによるとケガで緊急搬送された
高齢者で最も多かった原因は「つまずきなどによる転倒」

ケガ2
高齢者の転倒は、足の付け根の大腿骨を骨折してしまうことが
後を絶たないのが現状
下半身に重大な障害が残ったり、最悪の場合寝たきり生活を
余儀なくされ、健康寿命を大幅に縮めてしまうことも

新原因1
転倒の原因は「下半身の筋肉の衰え」と考え、足腰を中心に
鍛えている人は多いが、しかし原因はそれだけではない可能性が!

新原因による「つまずき・転倒」チェック法

チェック1
自分の歩幅の基準値を計算する

チェック2
あとは普段通り歩いて歩幅を測定

チェック3
歩幅と計算した数値を比較して、歩幅が数値より狭ければ
新原因を持つ可能性あり

つまずき・転倒の意外な新原因

新原因2新原因3
健康な人の横から見た背骨はきれいなS字型の曲線を描いているが
歩幅が狭かった人の背骨は背骨がまっすぐになってしまっている

新原因4
背骨がS字なのは飛び跳ねたり、歩く・走るなどの衝撃を吸収して
身体に負担がかからないため
ところが老化などで骨の間の椎間板の前が潰れてくると腰の背骨が
変形し、まっすぐになりやすくなってしまう

新原因5新原因6
背筋がまっすぐになると前かがみの姿勢になってしまい、その影響で
腹筋が縮み、背筋が伸びた状態に
その状態が続くと筋肉が硬くなってもとに戻らなくなり、さらに背骨
の変形が進んでしまう

新原因7新原因8
背骨がまっすぐだと前かがみになり、それのバランスを取ろうと
骨盤が後ろに倒れる

新原因9
骨盤が倒れると、さらにバランスをとろうとひざが前に出る
ひざが曲がるとバランスが崩れ、足が前に出ず上がらない
すり足になって歩幅が狭くなる
すり足はちょっとした障害物でつまずいたり転倒してしまう

背骨をS字回復&つまずき・転倒予防法

予防1予防2
バスタオルを二つ折りにし

予防3予防4
さらに二つ折りにして丸める

予防5
両端を輪ゴムで止める

予防6予防7
これをイスの上のお尻側に置き、お尻の後ろ半分が
乗るように座る

予防8
自然と骨盤が立ち、背骨を伸ばしやすくなる
この座り方を続けることで縮こまっていた腹筋が引き
のばされ、背筋との理想的なバランスが回復
その結果、本来のS字を取り戻せる可能性がある

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