アニマルセラピーの効果【ゲンキの時間 8月26日】生活習慣病・認知症・うつ病

2018年8月26日ゲンキの時間は,癒し効果に寿命も延びる
アニマルセラピー
動物1

有田秀穂先生

東邦大学 名誉教授 精神科医
有田秀穂

動物は可愛いだけじゃない!

KMP-WDM[(056117)2018-08-26-09-33-52]
実は犬をはじめ、動物は身体に様々な良い影響を与えると
近年、医療面でも注目されている
それが、アニマルセラピー

アニマルセラピーとは動物の力を借りて病気を治したり
病気の状態を回復させること

動物2
動物と触れ合う事で「心地良い」と感じると、脳から
オキシトシンが分泌される
オキシトシンとは、出産時の陣痛を促したり、母乳の分泌
を促す作用があるホルモン
母としての行動をコントロールする事から母性ホルモンと
言われてきたが、近年性別に関係なく動物と触れ合うこと
でも分泌される事が判明
実はこれがアニマルセラピーが科学的に裏付けられた所以

動物との触れ合いで起こる健康効果

【生活習慣病】
オキシトシンには、ストレスホルモンであるコルチゾールの
分泌を抑える働きもある
生活1
コルチゾールとは、ストレスを感じると分泌されるホルモン
過剰な分泌は、高血圧や高血糖を招き、心臓病や糖尿病など
のリスクを高めたり、進行を早めたりする

生活2
しかし、動物と触れ合う事で、脳からオキシトシンが分泌さ
れると、コルチゾールの量が抑えられ、生活習慣病の予防に
繋がる
心地よく触れ合うことで触覚が脳の刺激となり、よりオキシ
トシンが分泌

生活3
さらにオキシトシンは年齢に関係なく分泌されるため、高齢者
でも動物と触れ合えば効果を十分得る事ができる
事実、1人暮らしで犬を飼っている人は、そうでない人に比べ
心臓病による死亡リスクが36%も減少するという報告も

【認知症・うつ病】
認知症1
オキシトシンが増えると、愛情や信頼感が増し、人と人との
絆が深まるというメリットもある
それが社会的な行動を促し、人とのコミュニケーションが増え
認知症やうつ病の予防に繋がる

心地1
オキシトシンの分泌には「心地良さ」を感じる事が絶対条件

心地2
そのため、動物の写真や動画でも「心地良い」と感じられれば
オキシトシンは分泌される

心地3
さらに、ぬいぐるみでも効果を発揮
見た目や手触りから「心地良さ」を実感できるので、動物が
苦手な方にもオススメ

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