誤嚥予防トレーニング【サタデープラス 1月21日】つばを飲み込めないと隠れ脳梗塞・パタカラ・高橋和久・戸原玄

2017年1月21日サタデープラスは3つの口まわりチェックで分かる!
今日からはじめる冬の病気予防法・つばを飲み込めない人は
「隠れ脳梗塞」の可能性!?その理由と誤嚥予防トレーニング
「パ・タ・カ・ラ」のやり方などが紹介されました
チェック1

高橋和久先生

順天堂大学 呼吸器内科教授
高橋和久
米国ハーバード大学 医学部附属病院で医療を学び
日本で最も古い歴史を持つ呼吸器専門内科のトップを務める

戸原玄先生

東京医科歯科大学大学院
高齢者歯科学分野准教授
戸原玄
嚥下リハビリテーションのスペシャリスト

つばを飲み込めない人は「隠れ脳梗塞」の可能性!?

つば1つば2
ものを飲み込む仕組みは、口にものが入り、喉元にくると
ベルトコンベヤーのように舌・口の筋肉や喉の筋肉が動いて
飲み下し、気管の入り口に蓋をして食道に入っていく

つば3つば4
「飲み込めない」「むせる」など誤嚥はベルトコンベヤーや
気管入口の蓋の不調が原因で、ものが気管に入ってしまい
むせてしまう

つば5
気管入口の蓋の開け閉めを制御しているのは「脳」からの
信号で、誤嚥などの症状は、脳のセンサーがうまく働いて
いない状態ということになり、「隠れ脳梗塞」など、何らか
の脳の病気の可能性が疑われる
※飲み込みにくいからといって、必ずしも脳梗塞がある
 というわけではない
脳の病気
このような症状がある場合は病院で診察を

誤嚥性1
誤嚥はウイルスや細菌も一緒に気管に侵入し「誤嚥性肺炎」
を引き起こすこともある
誤嚥性肺炎は「微熱が続く、体がだるい、食欲がない」など
一見風邪のような症状のため気が付きにくく、最悪の場合
死に至ることもある

チェック法:ごっくんチェック

30秒間で、つばを何回飲み込めるか数える

【診断】
飲み込む回数が
7回以上⇒問題なし
6回以下⇒要注意
3回以下⇒かなり危険な状態
ただし「食事中や食後に頻繁にむせる」「食後に痰が増えた」
などの症状がある場合は飲み込む力が弱っている場合が!

誤嚥予防トレーニング「パ・タ・カ・ラ」

「舌」を活発に動かすトレーニングで誤嚥予防に期待ができる

パダカラ
「パ・タ・カ・ラ」を組み合わせ繰り返し発声する
食事の前に準備運動的にするのが効果的
日常でも鼻歌代わりに口ずさむのも◎

タ
舌の前方を動かすことで、安定して飲み込む力を鍛える

カ
舌の後方を動かすことで、力強く飲み込む力を鍛える

ラ
舌を丸めることで、食べ物を口の中でまとめる力を鍛える

パ
唇を動かす発声で、食べ物をこぼさないよう、口を閉じて
飲み込む力を鍛える

【楽しみながらパダカラ】
ちょうちょう
童謡「ちょうちょう」パダカラを使って歌ってみる

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