脳過労による認知症予防法【主治医が見つかる診療所 10月18日】チェック・メモ・オメガ3脂肪酸・奥村歩

2018年10月18日主治医が見つかる診療所は脳の名医が教える
認知症の最新予防法
KMP-WDM[(003007)2018-10-18-20-47-56]

奥村歩先生

おくむらmemoryクリニック 院長
脳神経外科・もの忘れ外来
奥村歩
脳神経外科を専門とする、もの忘れ診断のスペシャリスト
これまでに脳の老化や認知症に関する本を数多く執筆し
全国各地でもの忘れや認知症についての講演を行っている

認知症の新原因「脳過労(のうかろう)」

体が疲れると同じように、脳がオーバーワークで疲れて
締まっている状態を脳過労という
新原因1新原因2
近年、スマートフォンやパソコンが普及したことにより
必要以上の情報が脳に流れ込み、それにより情報処理が
が上手くいかなくなり、脳の働きが悪くなってしまう

新原因3
脳過労になってしまうと
頼まれたことや用事を忘れがちになるなどのうっかりミス
が増えたり、同じ服ばかり着てオシャレをしなくなったり
以前に比べ、人に会うのがおっくうになることも

脳過労を放っておくと、脳過労がない人と比べると
認知症になる危険が高くなるとのこと

身の回りにあるもので分かる脳過労チェック

クイズ0
正解:財布の小銭の量
認知症になると計算がしにくくなるため、支払いをするときに
お札を使いがち
その習慣が続くと財布が小銭でいっぱいになってしまう
脳過労の方も同様にこまめに計算して小銭を使うことが面倒
になり、財布が小銭で重くなる傾向に

クイズ1
正解:B(嗅覚)
記憶と嗅覚には密接な関係がある
ニオイに鈍感になるのは脳過労のサイン
記憶は海馬と呼ばれる部分で形成されているが、嗅覚も
海馬に関係しているので、もの忘れ・記憶障害よりも
前にニオイが分からなくなる症状が出る

クイズ2
正解:タマネギ
アルツハイマー病認知症では一番最初に鈍感になるのが匂い
しかも嫌な匂いを感じなくなるのが初期症状
タマネギだけでなくニンニクの匂いなども分からなくなる
対処法としてはパソコンやスマホなどの人工的な情報より
匂いをかぐ・きれいな景色を見ると脳がリラックスして
脳過労の解消につながる

もの忘れ予防法

【思い出したらメモをとる】
対処1対処2
もの忘れをした時、「まあいいや」と思わずに頑張って
思い出すことは大事
その際、さらに忘れないためにメモなど正しく書き出す
ことで記憶が定着する
思い出す→答えを見る→脳にインプット⇒定着しない
脳からアウトプット→漢字で正しく書く⇒定着する

【脳に良い油を摂る】
対処3
脳に必要な必須アミノ酸(オメガ3脂肪酸)摂ることで
脳の発達や老化防止につながる

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